囲炉裏(いろり)

囲炉裏 囲炉裏(居炉裏 いろり 地方により多くの呼称あり)とは、燃料に薪や炭が用いられる日本の伝統的暖房設備で、部屋の中央付近に設置され、調理や照明などとしても兼ねて利用され、地域により形態も様々あり、現代ではほとんど見ることができませんが、昔話にも登場し、古い家屋にある物として思い浮かぶ施設です。

国内で利用されてきた代表的設備で、調理や照明、乾燥場所、煙による防虫や防水効果などの他、家族のコミュニケーションの場やもてなしの場所としても多目的に利用され、着座位置は細かく序列を決める日本人の封建制を表すものでした。

燃料には薪や炭が持ちいれますが、煙の出ない炭は古い時代では入手が容易ではない高級品のため、一般家庭では来客時以外には薪が主燃料として用いられ、煙が室内に充満し、防虫や防水の効果ももたらしましたが、近代の住宅環境では一酸化炭素中毒の危険もあり、必要とされなくなり、旅館などの商業施設でインテリア的設備として設置される場合もあります。

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